スマホは私たちの日常生活に必要不可欠であり、仕事から家族や友人への連絡、コミュニケーション、写真撮影、音楽視聴、趣味まで幅広い用途で利用されています。
しかし、その便利さは、突然の雨や、不注意による水没によって一瞬で失われることがあります。
そこで、防水機能はスマホの重要な機能の一つになります。
防水機能が備わっているスマホは、予期せぬ水没からでもデータを保護し、あなたの日常を守ります。
しかし、防水機能のあるスマホをを選ぶ際には、どのようなポイントを考慮すべきでしょうか?
本記事では、スマホの防水機能の説明や防水機能に優れたおすすめのスマホをご紹介していきます。
そもそもなぜスマホは水に触れると壊れるのか?
スマホは、精密な電子回路と微細な部品で構成されています。これらの部品は水分と接触すると、予期しない電流の流れ、すなわち短絡(ショート)を引き起こす可能性があります。これは、部品が損傷したり、機能を停止したりする原因となります。
さらに、水は金属部品に対して腐食作用を及ぼします。これは、水と金属が化学反応を起こし、金属部品が劣化する現象です。この腐食は、部品の性能を低下させるだけでなく、最悪の場合、部品が全く機能しなくなることもあります。
また、スマホの内部部品は非常に微細で、水分が侵入すると部品間の接触を阻害し、データ伝送を妨げる可能性があります。
これらの問題を解決するために、防水機能を備えたスマートフォンが開発されました。これらのデバイスは、水との接触から内部部品を保護し、上記の問題を防ぎます。その結果、ユーザーは水周りや屋外での使用においても、安心してスマートフォンを使用できます。
スマホの防水機能があれば、水中で操作しても大丈夫?
防水スマホでも、水中での操作はおすすめできません。
防水スマホは水没に耐える設計になっていますが、それは主に偶発的な水没(例えば、水たまりに落とす、飲み物をこぼすなど)からスマホを保護するためのものです。
水中では、タッチスクリーンの操作が正常に機能しない可能性があります。
また、水圧が増すと防水性能が低下する可能性もあります。
さらに、塩水(海水)や塩素水(プールの水)はスマホに損傷を与える可能性があります。
したがって、防水スマホでも、水中での使用は避け、水に濡れた後はすぐに乾燥させる必要があります。
スマホの防水ケースは実際どうなの?
スマートフォンの防水ケースは、お風呂、プール、ビーチなどの水辺での使用を考慮した設計がされています。これらのケースは、スマートフォンを水や湿気から保護し、一定の深さの水中で一定時間使用することを可能にします。
しかし、全ての防水ケースが同じ性能を提供するわけではありません。
ケースの品質と設計により、その防水性能は大きく異なります。高品質なケースは、デバイスをしっかりと密封し、全ての開口部をカバーし、水から確実に保護します。
一方、品質が低いケースや不適切に取り付けられたケースは、水分が侵入する可能性のある隙間を残すことがあります。
また、防水ケースは一時的な保護を提供するもので、長時間の水中使用や深海での使用には適していません。さらに、ケースが損傷した場合や経年劣化により防水性能が低下する可能性もあります。
したがって、お風呂やプール、ビーチでの使用を考えている場合でも、防水ケースは一定の保護を提供しますが、それは絶対的なものではありません。
使用状況やケースの品質によります。防水ケースを使用する際は、製品の指示に従い、定期的にケースの状態を確認することが重要です。
スマホの防水機能を判断するIP規格とは?
先ほどもお伝えしたように、スマホの防水機能は「IP規格」という規格によって定められており、カタログなどには「IP◯◯」と記載されています。
この「IP規格」は、左側の数値が防塵機能、右側の数値が防水機能を表されており、0〜9の間の数値で表記されるのです。
例えば、「IP68」であればスマホの防塵機能が6、防水機能が8ということになります。
つまり、スマホの防水機能だけを判断するのであれば、右側の数値を見る必要があるのです。
「IP規格」の数値による防水機能の違いは下記のように定められています。
IP規格 | 防水可能なレベル |
IPX0 | 水の浸入に対して特には保護されていない |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない |
IPX8 | 水面下での使用が可能 |
(出典:IP規格・防水保護構造及び保護等級)
防止機能が付いているスマホを利用するときの注意点
防水機能が付いているスマホを利用するときに注意するべきポイントは下記の2つです。
- 防水機能が搭載されていても安易に水に濡らさない
- 正規店以外で修理しない
それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。
1.防水機能が搭載されていても安易に水に濡らさない
スマホに搭載されている防水機能は優れているものが多いですが、永久的に効果を発揮する防水機能ではなく、スマホ本体の劣化とともにその効果は低下していきます。
ですので、防水機能が付いているからといって、むやみにスマホを水に濡らしてしまうと故障の原因になることもあるのです。
また、スマホが濡れたまま操作したり充電したりすることも故障の原因になることがありますので注意しましょう。
2.正規店以外で修理しない
防水に対応しているスマホを正規店以外で修理してしまうと、使用するパーツは純正ではないので、本来の防水機能を発揮しないことが多いです。
防水機能を継続して使用したい場合は、かならず正規店での修理を行いましょう。
防水機能に優れているスマホ3選
スマホの中でもトップクラスに防水機能に優れているオススメの機種は下記の3つです。
- iPhone 14
- AQUOS sense6
- Zenfone 8
それぞれのスマホ機種について詳しくみていきましょう。
iPhone 14

2022年9月16日に発売されたiPhone 14の防水機能は「IP68」となっており、「最大水深6メートルで最大30分間」耐えられるとしています。これは、日常生活の中での偶発的な水没や雨天時の使用に対する強力な保護を提供します。
さらに、iPhone 14は高性能なA15 Bionicチップ、高解像度のSuper Retina XDRディスプレイ、高度なカメラシステムなど、最新の技術を搭載しています。
これらの機能は、防水性能だけでなく、全体的なユーザーエクスペリエンスも向上させます。
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AQUOS sense6

AQUOS senseもIP規格が「IP68」となっています。
お風呂場での使用にも対応していますが、湿度90%以上や周囲温度35度以上での使用は推奨されていないのでお風呂で使用する場合はしっかりと換気することが必要です。
また、1週間の電池持ちと薄くて軽いボディを実現しています。大容量バッテリーと薄型化、軽量化により、3年使っても電池容量を90%以上維持します。
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Zenfone 8

ASUS ZenFone 8は、防水スマホを探している方に最適な選択です。
Qualcomm Snapdragon 888を搭載し、高パフォーマンスな操作を実現。大容量の256GBストレージと5G、WiFi 6の対応で、快適なネット利用が可能です。
120Hzの高リフレッシュレート対応のAMOLEDディスプレイと画面内指紋認証で、スムーズな操作を提供。
FeliCa搭載で、おサイフケータイとしても利用可能。そして何より、IP68の防水・防塵対応で、水回りでも安心して使用できます。
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まとめ
本記事では、スマホの防水機能の重要性を詳しく解説しました。
突然の雨や水没はスマホの便利さを一瞬で奪う可能性があります。そのため、防水機能は必要不可欠です。
これからは、自分のライフスタイルに適した防水機能を持つスマートフォンを選び、防水機能があっても、安易に水に濡らさないようにしましょう。
もしも、故障してしまったら、自分で直そうとせず、正規店で行うことをおすすめします。
なお、防水機能があるスマホは、予期せぬ水没からデータを保護しますが、水中での操作はおすすめできません。
また、すべての防水ケースが同じ性能を提供するわけではありません。スマートフォンは精密な電子回路と微細な部品で構成され、これらは水分と接触すると短絡を引き起こす可能性があります。防水機能は「IP規格」によって定められています。
防水機能はスマホの重要な機能ですが、その機能は絶対的なものではなく、使用状況によります。スマートフォンの防水機能について理解し、日常生活で安心して使用できるようにしましょう。