海外旅行によく出かける人におすすめの格安SIMを紹介します。
海外旅行中には、通話が割高になりがちでなるべく使わないようにしたいものですが、「ホテルに戻りたいけど、場所がわからなくなった」「同行している友だちに連絡したい」など、それでも通話しなければならないこともあるでしょう。
どのような場面で適切に対処できるように事前に、料金を確認しておきましょう。
日本でも海外でも使うなら海外ローミング対応が必要
日本で契約した携帯電話をそのまま利用して海外でネット通信、データ通信するなら「海外ローミング」対応の携帯電話会社、格安SIM会社を選ぶ必要があります。
現在、多くの格安SIMで海外ローミングに対応していますが、料金体系は、大きく異なります。
また、会社で利用はできるけど、あまり、海外ローミングに力をいれていない格安SIM会社を使うと、高額になる可能性がありますので、注意してください。
海外での利用シーン
海外での利用シーンを確認しておくと、携帯電話会社を選ぶときの目安になります。
海外でネット
海外旅行で利用する内容としては、以下です。
地図アプリ…自分のいる場所を確認したり、宿泊先のホテルに戻る時、次に行く観光地、お店の場所を調べる
ネット検索…観光スポットやお店の情報を検索、そのほか現地の天気や交通情報も確認することもあるでしょう。
データ通信容量を節約するためには、なるべくホテルなどのWi-Fiを積極的に使うようにしてください。
海外から日本へ電話する
この場合が最も、気を付けておきたい行動の一つになります。
通話料金も高額になりがちです。例えば、楽天モバイルの場合、グアムから日本へ電話すると30秒34円、1分68円です。
電話番号を使った通話はなるべく避けて、LINE通話を利用すると良いでしょう。
海外から日本へLINE通話する
海外から日本へLINE通話する場合、通話料はかかりませんが、データ通信容量を消費します。
ただし、ホテルなどにあるWi-Fiを利用すればスマホのデータ通信容量は消費しません。
海外から海外の現地へ電話する
海外旅行中には、現地の店舗に電話、宿泊先のホテルに電話する場合もあるでしょう。
日本から持ってきた携帯電話を利用すると、国際電話を掛けていることになりますので注意が必要です。
もしも、現地で電話をする予定がある場合には、現地の携帯電話をレンタルすることで費用を安く抑えられる可能性もあるので、検討してください。
海外から海外の現地へLINE通話する
海外旅行中に一緒に同行している友人にLINE通話する場合もあるでしょう。
この場合、ネット回線を利用していることになりますので、データ通信容量を消費します。
海外によく行く人におすすめの格安SIM
海外によく行く人におすすめの格安SIMはahamoと楽天モバイル。
これらのサービス内容を解説します。
ahamo

ahamoは海外ローミングに対応していますので、特に手続きなく、海外現地で利用できます。
また、日本で契約したデータ通信容量をそのまま利用できます。例えば、20GBを契約している場合、その容量を海外で利用できます。
20GBを使い切ったあとは、1Mbpsの低速になりますが、追加料金はかかりません。
名称 | ahamo(アハモ) |
料金プラン(税込) | ・ahamo 20GB:2,970円 ・ahamo 大盛り 100GB:4,950円 |
初期費用(事務手数料) | 0円 |
SIMカード発行手数料 | 0円 |
解約手数料 | 0円 |
最低利用期間 | 無し |
MNP転出手数料 | 0円 |
利用通信回線 | ドコモ回線 |
楽天モバイル

楽天モバイルはデータ通信容量2GBで制限されます。
超過後は128kbpsになります。
1GB 500円でデータ通信容量を追加できます。
海外指定66か国です。
名称 | 楽天モバイル |
料金プラン(税込) | ・0~3GB :1,078円 ・3GB~20GB:2,178円 ・20GB以上 :3,278円 |
初期費用(事務手数料) | 0円 |
SIMカード発行手数料 | 0円 |
解約手数料 | 0円 |
最低利用期間 | 無し |
MNP転出手数料 | 0円 |
利用通信回線 | 楽天回線 |
キャンペーン | ・最大24,000円相当分のポイント還元 期間:2022/12/8(木) ~ 終了日未定 ・スマホ端末「Rakuten Hand」が実質1円 19,001円の販売価格がキャンペーン適用で事前1円 キャンペーンの詳細は公式サイトで確認! |
格安SIM搭載のスマホを海外に持って行く際の注意点
格安SIMはNTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアの回線を借りて利用しています。
大手キャリアは今ではドコモの「パケットパック海外オプション」やauの「世界データ定額」はなどのサービスが使える(国や地域によって異なります)のです。
料金が割高に
まず、国際電話に対応しているSIMはあります。例えばワイモバイルは国際電話に対応していますが、国際電話を使えるようにするには申し込みが必要です。
また、多くの格安SIMはドコモやauの回線を利用しているので、それらのキャリアが対応している国・地域の国際電話を使うことができます。
しかし、定額サービスは無く、通話やSMSは機種や地域によって異なりますが母国での利用以上の金額がかかり、また、着信の際にも通信費が掛かります。
日本の家族と電話をしたり、同行者との連絡に電話を使っていたら帰国後、驚くような高額の請求が来るということもあり得ます。
データ通信が使えない
音声通話とSMSは海外でも使うことができますが、データ通信を利用できる格安SIMはあまり多くありません。
前述のワイモバイルは「海外パケットし放題」のサービスに申し込むことでデータ通信を25MBまでなら1日1980円、25MB以上の場合、1日2,980円で利用できます。(1日です。1月ではありません。)
海外でデータ通信を行う方法
では、格安SIMは海外ではデータ通信は無理、少なくとも高額でも仕方ないの?というとそんな事はありません。 メリット、デメリットはありますが、海外でデータ通信を行う方法は用意されています。ここからはそれらの方法をご紹介します。
料金 | 手軽さ 準備の必要性 | 移動できるか | グループ共有 | |
日本のからの携帯電話をそのまま利用 | ||||
現地のホテルなどのWi-Fi | 無料 | |||
現地プリペイドSIMの購入 | △ | |||
日本からのレンタルWi-Fi | △ 予約必要 |
現地国のプリペイドSIMを利用する
アマゾンや楽天などで「SIM ○○(国名)」と検索すると海外のSIMカードが販売されています。
楽天では「 世界のプリペイド SIMカード」というカテゴリでまとめられています。 渡航先の空港で販売されていることもあります。
しかし、格安SIM導入の時にSIMカードを認識できないスマホもあるのと同様に、稀にプリペイドSIMカードが使えないこともあるようです。
また、別のSIMカードを使っているので当然ですが電話番号が変わってしまうデメリットがあります。(スマホがデュアルSIMに対応している機種であれば問題無いですが)
SIMフリールーターを利用・空港でレンタルする
海外のデータ通信用のプリペイドSIMをSIMフリーのモバイルルーターに入れて使う方法もあります。
データ通信はルーターのWifiで行い、通話は国際ローミングで行うことで、海外でもスマホを使うことができます。 もっと手軽にネットで予約をして国際空港でWifiルーターをレンタルして、帰国後に返却するということもできます。
国際ローミングが使える格安SIMのまとめ
海外で格安SIM搭載のスマホを使うのであれば、事前にお使いの格安SIMが海外での使用への対応や料金にを確認しましょう。
申し込みが必要な場合もあります。 多くの場合、データ通信は使えないと考えた方が良いです。 お使いのスマホが現地国のSIMカードに対応していれば、それを購入して使うことができます。
出発前の日本国内にいる時でもネットショップで購入できます。SIMカードを代えてしまうと電話番号も変わってしまうのがネックですが、スマホがデュアルSIMなら電話番号も変えずに済みます。
SIM交換が無理なら、モバイルルーターを導入してデータ通信はこちらにWifi接続して行う方法もあります。事前予約すれば国際空港でレンタルすることも可能です。