「UQモバイルを家族である子供名義で、契約した方があとあと面倒にならなくてよさそう。」「料金の管理も子ども自身でちゃんとするようにしてほしい。」
そう考える親御さんもいらっしゃるでしょう。
「でも未成年の契約だから、いろいろと面倒なこともありそう。」といろいろと調べていることでしょう。
ここでは、未成年が契約する時の注意点や契約の流れ、注意点をまとめています。
子供にスマホを持たせるべき?
親として、子どもにスマホを持たせるタイミングを決めるのは難しいかもしれません。
しかしながら、最終的には親の判断となります。
統計グラフ「子どもの専用のスマホを持っているか?」
内閣府が令和4年(2023年)2月に発表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、高校生、中学生だけでなく、小学生でも63.3%が子ども専用のスマホを持っているという結果でした。
年代別の割合は以下の通りです。

子ども専用のスマホを持っているか?
- 小学生…63.3%
- 中学生…91.1%
- 高校生…99.3%
中学生になると9割以上の子どもが専用のスマホを持っているということになります。
タイミングは中学生になるとき?
中学生という年齢では、お子さんの成熟度や責任感、性格などを考慮することが大切です。スマホを持つ準備ができ、責任を持って使える子もいれば、そうでない子もいます。
お子さんの責任感の強さや時間管理の仕方を考えてみてください。
・宿題や家事の手伝いを毎日きちんとしているか?それとももっと注意を促す必要があるのか?
・物をなくしたり、重要な出来事を忘れたりすることがよくあるか?
子供にスマホを与える際に事前に伝えるべきこと
スマホを持つことで、あなたは子供たちと簡単に連絡を取ることができますが、あなたは子供がそれに付随する責任を持つことを伝えられていますか?
スマホを持たせるなら、「ルール」と「その際に期待すること」を話し合いましょう。
そして、子どもの日々の行動に注意を払い、責任を持って使っているかどうかを確認しましょう。
もし、お子さんがこの責任を果たす準備ができていないのなら、お子さんがうまく扱えるようになるまで、待ったほうがいいかもしれません。
ネットいじめ、ネット犯罪、ネット上にあるあらゆる情報に触れる可能性など、スマホを使うことの危険性をお子さんに話してあげましょう。
子どものスマホや使用状況を定期的に確認し、使用時間の制限を設ける必要があります。子どもたちに期待することを話し合い、それを守らない場合はどうなるかを明確にしておきましょう。
UQモバイルで子供名義でも契約できる!しかし条件があり面倒な部分も増える
結論からいいますと、UQモバイルで未成年の子供名義で契約することはできます。ただし、成人が契約するよりも条件が多くあります。
通常の契約は18歳から
2022年4月1日の民法改正にともない、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
それに伴い、UQモバイルでも18歳以上の人は成人として通常の契約が可能です。
必須条件1 UQモバイルの店舗で契約すること
未成年の子供名義で契約する場合には「UQスポット」に来店することが必須になります。
つまり、ウェブサイトでの契約はできないことを覚えておきましょう。
必須条件2 子供と保護者同伴で一緒に来店すること
未成年名義で契約できるといっても、契約する際には、保護者同伴で来店する必要があります。
つまり、親、あるいは子供のどちらか一人だけで来店しても、契約できません。
待ち時間を短くするためにUQスポットの来店予約をしよう
もしかすると、「携帯電話の店舗は待ち時間が長い」というイメージがあるかもしれません。
そういうあなたにおすすめしたいのが、「来店予約」です。
これは、来店する時間をあらかじめウェブサイトから予約することで、長い待ち時間をなくし、スムーズに契約することが可能になります。
UQスポットの店舗一覧はこちら
https://www.uqwimax.jp/mobile/shoplist/
必須条件3 子供の年齢が13歳~17歳であること
また、未成年といっても契約できるのは、中学生 (進学3カ月前) からです。実際には13歳から17歳までということになります。
つまり小学生の場合は未成年の名義で契約することができません(その場合には、保護者の名義で契約することは可能)。
必須条件4 申込みに必要なものを用意すること
未成年とその親御さんが店舗に行くときに必要なものは以下の通りです。
メールアドレス
UQモバイルからのメールを確認するための「メールアドレス」が必要です。
このメールアドレスは無料で使用できるGmail(ジーメール)やYahoo!メール(ヤフーメール)でも可能です。
必要書類
まず以下の書類が必要になります。
- 契約者本人(未成年者)の確認書類 (住民票、戸籍謄本など)
- 親権者同意書 (店頭で入手可能)
- 親権者の本人の確認書類 (運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
また、契約者(未成年者)と親権者様の名字と住所が一致しない場合は、 続柄を証明する書類として、 次のいずれかの書類が必要になります。
- 住民票 (続柄記載あり)
- 戸籍謄本
住民票はコンビニで取得することも可能ですが、すべての自治体が対応しているわけではありません。
コンビニではマルチコピー機を操作することで、住民票を取得できます。その際、マイナンバーカードも必要になります。
一番確実なのは、市町村役場に行くことです。ちなみに、市町村役場の窓口が空いている時間は主に平日となります。一部で土日でも対応していることがありますが、日時が限定的です。
なお多くの自治体で、住民票の発行手数料は1通300円、戸籍謄本の手数料が450円の場合がほとんどです。
事前によく確認しておくことをおすすめします。
月額料金の支払いでは家族名義のクレジットカード支払いも可能
月額料金の支払いは「クレジットカード」か、「口座振替(銀行口座引き落とし)」のどちらかになり、未成年である子供の名義でなくても、家族の名義のもので登録が可能です。
ただし、家族を証明できる書類(戸籍謄本、住民票、健康保険証) などが必要になります。
これによって、「契約者は子供。支払いは親がする」ということが可能です。
なお、口座振替にすると、キャッシュバックやキャンペーンの対象外になることがありますので、事前によく確認しましょう。
学生やその家族にとってのUQモバイルのメリット
実は、UQモバイルを未成年が使用することで得られるメリットは学生にあるだけでなく、家族にもあります。
メリット1 UQ親子応援割で18歳以下のこどもに割引適用
受付期間:2022年11月18日(金) ~ 2023年5月31日
適用期間:1年間 (2年目からは通常料金にもどります)
対象者:「5~18歳の方」 + 「その家族」
対象プラン:「くりこしプランM +5G」「くりこしプランL +5G」
くりこしプランS +5Gは対象外
くりこしプランは新規申込の受付を終了しています。
2023年6月からは新プランが登場しています。
くわしくは、「UQモバイルのメリット、デメリットを解説」をご覧ください。
UQモバイルのプランにはくりこしプランM、Lがあり、割引は以下のとおりです。Sプランは対象外です。
UQ親子応援割の適用後の料金 (子供への割引)
通常月額料金 (税込) | UQ親子応援割の料金 (税込) | |
くりこしプランS +5G (3GB) | 1,628円 | 対象外 |
くりこしプランM +5G (15GB) | 2,728円 | 990円×12か月 |
くりこしプランL +5G (25GB) | 3,828円 | 1,870円×12ヶ月 |
メリット2 UQ親子応援割で家族にも割引適用
UQ親子応援割の適用後の料金 (親への割引
通常月額料金 (税込) | UQ親子応援割の料金 (税込) | |
くりこしプランS +5G (3GB) | 1,628円 | 対象外 |
くりこしプランM +5G (15GB) | 2,728円 | 2,178円×12か月 |
くりこしプランL +5G (25GB) | 3,828円 | 3,058円×12ヶ月 |
学割の対象となる子どもがいる家族は、同時に割引特典を受けられます。
ただし、くりこしプランMかLを契約することが条件となります。
メリット3 親も安心のフィルター制限がある
子供に安心して使えるように問題のあるサイト、あるいはアプリを利用できないように設定可能なのが、 「あんしんフィルター for UQ mobile 」です。
このオプションサービスは月額料金を無料で利用できます。
そのほか、UQモバイルのサービス内容の解説は「UQモバイルのメリットとデメリット」の記事をご覧ください。
自分が乗り換える前に… 子供が実際使ってUQモバイルの使用感を確認する
子供が初めて使うスマホは料金の安いUQモバイルにしようと思う親御さんは多いようです。
しかし、なかには「UQモバイルは安いらしいけど、今、自分が使っている携帯電話をUQモバイルに乗り換えるのは少し心配」ということも。
そこで、まずは子供がUQモバイルの使用感を確かめて問題なければ、自分も大手携帯電話からUQモバイルに乗り換えるというケースもあるようです。
UQモバイルの未成年の契約でよくある質問
ここでは、UQモバイルの未成年の契約に関するよくある質問をまとめてみました。
UQモバイルは何歳から契約できる?
UQモバイルでは、中学生から(進学する3カ月前から)ご自分の名義で契約が可能です。
13~17歳が未成年となります。
小学生以下は、本人名義では契約できず、親権者の名義になります。
親が一人で来店して、子供の名義で契約することはできる?
できません。「契約者の名義は未成年の本人」にするときは必ず、親と子供の二人が同時に来店することが必要になります。
なお、契約者は親の場合はネット上でできます。
未成年名義でも端末の分割払い契約はできる?
可能です。契約時の審査に通ることが条件となります。
あとから名義変更できる?
UQモバイルでは、名義変更はできませんので注意してください。つまり、最初は親名義で契約して、そのあと、実際に使用している本人に名義を変更しようと思ってもできません。
「今は親である自分の名義にしておいて、数年後は子供名義にしよう」ということはできませんので、注意してください。
子供が19歳の場合はどうなる?
2022年4月に民法改正されましたので、契約者が19歳の場合、通常の成人の契約となります。
当然ながら、本人名義で契約ができます。
UQモバイルの支払い方法
UQモバイルの支払い方法は、以下の通りです。
なお、クレジットカードは18歳から発行できます。
UQモバイルの支払い方法 |
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・クレジットカード ・口座振替 |
なお、デビットカードでの支払い、コンビニ払いなどはできません。
格安SIMでデビットカードの支払いができるのは、LINEMO、あるいは、ワイモバイルになります。
子供名義での契約はちょっと面倒と思ったときの対処法
上記で解説したとおり、子供名義で契約をすることはできますが、親子で来店する必要があったりして、ちょっと面倒と思った方もいるでしょう。
その場合は、親名義で契約し、子供が利用するのがよいでしょう。
UQモバイルのサイトから契約が完結するので、面倒な来店が不要になり、また、UQ親子応援割を利用できます。
UQモバイルの未成年の子供名義の契約まとめ
ご覧の通り、未成年・子供の名義で契約するのは来店する労力や時間、また、書類を準備する手間もかかります。