九州電力とENEOSでんきの料金比較!賢い選択はどっち?

電気料金を節約するためには、適切なプランの選択が大きなポイントです。

では、九州電力とENEOSでんきの料金プランは、どのように異なるのでしょうか?

基本料金と電力量料金の仕組みを理解し、自分のライフスタイルや消費パターンに合ったプランを見つけることが重要です。

さらに、九州電力のスマートファミリープランには、契約者専用の割引特典もあり、電気だけでなく、スマートフォン、インターネット、ガスといった生活必需品のコストを削減するチャンスがあります。

この記事では、九州電力とENEOSでんきの電気料金プランを徹底比較し、あなたにとって最適な選択肢を探ります。節約に役立つ情報が満載ですので、ぜひご一読ください。

目次

九州電力の電気料金の基本情報

九州電力の料金プランには、従来選ばれている「従量電灯B」があり、以下で構成されています。

  • 「基本料金」
  • 「電気量料金」

まず「基本料金」というのは、契約アンペア数に応じた固定のコストです。つまり、契約のアンペア数が高いほど、この「基本料金」は高くなります。

一方で、「電力量料金」は、実際に消費した電力量に基づいて算出される変動費用。つまり、電気を多く使えば使うほど、この料金が増加します。

たとえば、夏場はよくエアコンを使うため、電力量が多くなって、料金が高くなります。しかしながら、基本料金は、変更しない限り、1年間ずっと同じ金額です。

2年契約を条件に割引が適用される「ファミリースマートプラン」

なお、九州電力では、「スマートファミリープラン」という別のプランもあります。このプランは2年間の契約を条件としており、加入すると年間で777円の割引(月換算で約64円)が適用されるため、長期的な節約を考える家庭にとって魅力的でしょう。

しかし、2年未満で解約した場合は、割引された金額が精算されることがあるため、このプランは長期的な契約を考えている家庭に適しています。

九州電力のスマートファミリープランと従量電灯Bの比較

九州電力における代表的なプランの違いは以下の通り。

スマートファミリープランなら、2年間の契約をするという条件で、年間777円割引が適用で従量電灯Bよりお得です。

2024年4月1日現在

スクロールできます
区別スマートファミリープラン従量電灯B差額
単価単価
基本料金10A316.24円316.24円
15A474.36円474.36円
20A632.48円632.48円
30A948.72円948.72円
40A1264.96円1264.96円
50A1581.20円1581.20円
60A1897.44円1897.44円
1kWhあたりの単価
電力量料金~120kWh18.37円18.37円
121kWh~300kWh23.97円23.97円
301kWh~25.87円26.97円1.1円
年間割引年間777円割引
(月換算約64円)
無し
条件2年契約

ENEOSでんきの電気料金の基本情報

ENEOSでんきは、家庭向け電力を供給するENEOS株式会社の事業で、いわゆる新電力と呼ばれています。

1998年に電力業界に参入し、主にオフィスビルや学校への供給。2016年の電力市場自由化を機に、ENEOSでんきとして家庭向けサービスを開始しました。

ENEOSでんきは、自社で30ヵ所以上の発電所(火力、水力、バイオマスなど)を持ち、安定した電力供給が可能。

また、2年契約で「にねん とく2割(とくとく割)」を適用。1kWh家族あたり、0.2円割引が適用

計算上では、家族4人なら平均月間電気使用量400kWhを利用することで、トータル年間約960円(※)お得になるとしています。

さらに、クレジットカードのENEOSカードで支払うと、ガソリン料金に割引がありますので、普段、車を運転する人には大きなメリットとなるでしょう。

九州電力と西部ガスの電気料金の比較」もあわせてご覧ください。

(※)ENEOSでんき公式サイトの記載「にねんとく2割(とくとく割)

九州電力とENEOSでんきの料金プランの比較

九州電力のスマートファミリープランとENEOSでんき「九州Vプラン」を比較した表は以下の通りです。

例えば、10Aで0.14%の差で、ENEOSでんきがお得です。

スクロールできます
区別ENEOSでんき九州電力
九州Vプランスマートファミリープラン(※)差額
(率)
基本料金10A315.79円316.24円0.45円
(0.14%)
15A473.69円474.36円0.67円
(0.14%)
20A631.58円632.48円0.90円
(0.14%)
30A947.37円948.72円1.35円
(0.14%)
40A1,263.16円1264.96円1.80円
(0.14%)
50A1,578.95円1581.20円2.25円
(0.14%)
60A1,894.74円1897.44円2.70円
(0.14%)
1kWhあたりの単価
電力量料金~120kWh18.21円18.28円0.07円
(0.38%)
121kWh~
300kWh
23.18円23.88円0.70円
(3.02%)
301kWh~24.90円25.78円0.88円
(3.54%)
(※) 2年契約を条件にした、九州電力のスマートファミリープランは、年間777円割引(月換算約64円)。

基本料金の比較では、九州電力とENEOSでんきでは、基本料金の差額は非常に小さいです。10Aから60Aの範囲で差額は0.45円から2.70円、率で0.14%となっています。これは、両プランの基本料金がほぼ同等であるといえます。

電力量料金の比較では、両プランの差がやや大きくなります。電力使用量が120kWh以下の場合、差額は0.07円で率は0.38%ですが、使用量が増えると差額と率も増加します。

例えば、301kWh以上使用した場合、差額は0.88円で、率は3.54%になります。これは、電力使用量が多い家庭ではENEOSでんきの方が若干割安であることを示しています。

電力使用量が多い家庭ではENEOSでんきの方がやや有利です。

一方で、スマートファミリープランの2年契約による年間777円の割引を考慮すると、長期的には九州電力のプランがお得になる可能性があります。

あわせて「家電製品別の電気代を節約する方法!」もチェックしてください。

九州電力のセット契約での割引

九州電力の契約者には、複数のサービスで割引「九電グループまとめてあんしん割」が適用される特典があります。

  • 格安スマホ
  • インターネット回線
  • ガス

夫婦2人が九州電力のスマートファミリープラン(30アンペア)に契約している場合、以下のような割引が適用され、毎月合計1,150円の節約が可能です。

九州電力グループの格安スマホ「QTモバイル」を利用すると、「データ+通話」コースを夫婦で2人で2回線利用することで、QTモバイル携帯電話で1回線あたり110円、合計で220円の割引が適用されます。

インターネット代(BBIQ)では、同じく九州電力グループの「BBIQホームタイプ」を利用し、「BBIQつづけて割」に加入すると、ネット回線が毎月330円の割引。

さらに、九州電力グループのガスサービス「きゅうでんガス」では、月に23㎥のガスを使用し、きゅうでんガスに切り替えることで、ガス代が毎月600円の割引が適用されます。

さらに、電気とガスのセット契約により、特典として「Qピコ」ポイントが貯まります。これらのポイントは九州の特産品などの抽選に使用できます。

このように、九州電力の契約者は、電気、スマートフォン、インターネット、ガスの各サービスで割引を受けることができ、これらを組み合わせることで月々の固定費を大幅に削減できる可能性があります。

あわせて「九電グループまとめてあんしん割の解説記事」もご覧ください。

QTモバイルとは?九州電力との組み合わせでいくらお得?

QTモバイルのロゴ

QTモバイルは、九州電力グループの格安スマホ・SIMで、携帯電話サービスを展開。

通信エリアは全国で、割引適用で2GB 880円~利用できます。

通信回線は、ドコモ、au、ソフトバンク回線から選択できます。

今まで、携帯電話を乗り換えたことがない人にとっては、月額のスマホ代を3,000円ほど下げられることも。大幅に料金を安くできるチャンスです。

現在、利用している電話番号はそのままで乗り換えられるので、ぜひ検討してみてください。

名称QTモバイル(キュティーモバイル)
料金プラン(税込)
適用条件:九州電力+BBIQ会員
・2GB:880円
・4GB:1,210円
・6GB:1,430円
・10GB:1,650円
・20GB:1,870円
・30GB:2,970円
余ったデータの翌月くりこしあり
初期費用3,300円(税込)
SIMカード発行手数料375.1円(税込)
解約違約金0円
最低利用期間なし
MNP転出手数料無料
利用通信回線ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線

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30歳以下なら→20GBが880円!2024年5月31日まで

今すぐQTモバイルに切り替えて、毎月の生活コストを削減しましょう!

結局電気プラン選びはどうすればいい?

電気料金プランを選ぶとき、単に料金だけを比べるのではなく、自分のライフスタイルや将来の生活の変化を考えて、トータルで判断することが大切です。

平日も、週末も在宅が多い?

まずは、自分の電気の使い方をよく分析しましょう。

家族構成や在宅時間、よく使う家電の種類や使用頻度など、生活スタイルに合わせてプランを選ぶのがポイントです。

例えば、在宅ワークが多かったり、エアコン、洗濯機、あるいは、調理家電など電気をたくさん使う人は、電気を使う量が多いとお得なENEOSでんきを検討するとよいでしょう。

2年後も引っ越しせずに同じ家に住んでいる?

次に、長期的な視点でコストを評価することが重要です。

九州電力のスマートファミリープランのように、2年間の契約で年間777円割引があるプランもあります。

引っ越しの予定がなく、長く同じ場所に住むつもりなら、こうした長期契約の割引を上手に使って、トータルでお得になるプランを選びましょう。

九州電力ならセット割引の活用

九州電力では、電気だけでなくスマートフォン、インターネット、ガスなどの生活必需品をセットで契約することによる割引があります。

これは、複数のサービスを一つの企業グループから購入することで、月々の固定費を削減できるというメリットがあります。したがって、複数のサービスを利用している場合は、セット割引が適用されるかどうかを検討することが賢明です。

まとめ

電気料金プランは、基本料金と電気量料金の2つから成り立っています。

基本料金は契約アンペア数に応じた固定コスト。一方、電力量料金は実際に消費した電力量に基づく変動費で、電気の使用量が増えるほど料金も上がります。

九州電力では、スマートファミリープランは2年間の契約が条件で、年間777円(月額約64円)の割引が適用されます。

九州電力とENEOSでんきの料金を比較すると、基本料金では両社の差は小さいです。

電力量料金では、ENEOSでんきが若干割安で、特に電力使用量が多い家庭ではENEOSでんきが有利です。

また、ENEOSでんきは条件を満たすことで、自動車のガソリン代に対する割引があります。

しかし、九州電力のスマートファミリープランの年間割引を考慮すると、長期的には、九州電力のプランがお得になる可能性があります。九州電力では、スマートフォン、インターネット、ガスなどのサービスとのセット契約で追加の割引があります。

このように、九州電力の契約者は複数のサービスを利用することで月々の固定費を大幅に削減できる可能性があります。

九州電力の料金プランの違いを解説した記事」もあわせてご覧ください。

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