「LINEMOは3GBで990円でめちゃくちゃ安いけど何かデメリットってある?」と思っている方は多いでしょう。
LINEMOはソフトバンクのサブブランドのサービスで、通信回線はソフトバンクと同等です。
また、LINEギガフリーでは、LINEのチャット、通話、ビデオ通話をいくら使ってもデータ通信容量がノーカウント(消費しない)ことも大きな魅力です。
しかし、こんなにお得なLINEMOですが、デメリットもあります。
この記事では、LINEMOでできること、できないこと、メリットとデメリットを初心者の方にわかりやすく解説します。
2023年5月から始まった「MNP ワンストップ方式」によりさらに簡単に乗り換えができるようになりました。
LINEMO(ラインモ)とは
LINEMO(ラインモ)は、ソフトバンクが提供しているオンライン専用ブランドです。
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LINEMO料金プラン
LINEMOの料金プランは以下の2つのみです。
データ容量 | 月額(税込) | |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
また、かけ放題プランも追加で選べます。
サービス内容 | 月額(税込) | |
5分かけ放題 | 1回5分の国内通話が無料(※) | 550円 |
無制限かけ放題 | 24時間無制限で国内通話が無料 | 1,650円 |
LINEMOのメリット
では次に、LINEMOを利用するメリットについて、まずは料金プランから見ていきましょう。
業界最安水準の料金プラン!3GBなら990円
他社と比較しても3GBで990円(税込)と安さがLINEMOの魅力でしょう。
格安SIM会社 | データ容量 | 料金 |
---|---|---|
LINEMO | 3GB | 990円 |
ワイモバイル | 3GB | 2,178円 |
OCNモバイルONE | 3GB | 990円 |
楽天モバイル | 3GBまで | 1,078円 |
イオンモバイル | 3GB | 1,078円 |
BIGLOBEモバイル | 3GB | 1,320円 |
mineo | 5GB | 1,518円 |
UQモバイル | 3GB | 1,628円 |
ahamo | 20GB (ahamo最安プラン) | 2,970円 |
OCNモバイルは3GB990円、IIJmioでは4GBは990円で、こちらも料金が安いです。
しかしながら、LINEMOの場合、料金の安さに加えて「LINEギガフリー」という特典、初期にかかる事務手数料は無料という、OCNモバイルやIIJmioにはない、メリットがあることを覚えておきましょう。
なお、OCNモバイルとIIJmioは、初期費用としてそれぞれ3,300円(税込)が必要です。
LINE通話・チャットのデータ通信容量は消費しない「LINEギガフリー」
LINEギガフリーというサービスは、LINEMOの代表的なメリットと言えます。
このサービスでは、LINEのトーク(チャット)やLINE通話のデータ通信容量の消費がノーカウントなので、使い放題ということになります。

注意したい「LINEギガフリー」の対象外になるサービスとは?
なお、LINEギガフリーでは、対象外となるサービスもあり、以下の通りです。
対象外のサービス
- トークでの位置情報の共有
- ニュース記事詳細の閲覧
- OpenChatの利用
- 海外のアプリストアでダウンロードしたLINEの利用
- LINE MUSIC (ラインミュージック)
- LINEマンガ
ポイント
ワイモバイルとはこの点が違う点です。LINEMOは、LINE通話が多い人に大きなメリットになります。
LINE MUSICが6カ月間無料で使える
人気の音楽配信サービス「LINE MUSIC (ラインミュージック)」のプレミアムプランが6カ月間無料で利用できます。
LINE MUSICでは、オフライン保存ができるので、電波状況に左右されず音楽を聴くことが可能。
また、カラオケの採点機能があったりして、音楽を存分に楽しめます。
詳しくは「LINEMOでLINE MUSICのプレミアムプランを6カ月無料で使うことを解説した記事」をご覧ください。
スマホプラン(月額2,728円)ならLINEスタンプが使い放題
LINEスタンプ プレミアム for LINEMOでは、スマホプランを契約した人が無料(通常480円)で使えます。
LINEスタンプ プレミアムとは
1,000万種類以上の対象スタンプ・絵文字が使い放題のサブスクリプションサービス。
- ダウンロードしなくても、1,000万以上のスタンプが、キーボード入力中のおすすめに表示される
- お気に入りスタンプは5つまで保存可能。好きなだけ入れ替えが可能
利用回線はソフトバンク同等で5G高速通信にも対応
LINEMOは、ソフトバンクが提供するサービスであり、使用している回線もソフトバンクのものです。
これにより、高い通信品質の維持が可能になり、混雑時でも速度低下しにくくなっています。
大手キャリアの回線を借りている格安SIMは、お昼時や夜間に通信速度が遅くなったり、建物内に入ると速度が遅くなったりしますが、LINEMOではそのような心配を軽減できますので、通信品質にこだわりたい方には最適と言えるでしょう。
また、高速通信が期待できる5G高速通信にも対応しています。
なお、5G高速通信には、5G通信対応のスマホ端末が必要で5G通信の対応エリアのみとなります。
ポイント
通信回線の安定性であれば、電波のつながりやすいプラチナバンドを使用しているため、ワイモバイルもLINEMOも問題なく使えるでしょう。
一方で、格安のプランで人気の楽天モバイルは、自社の楽天回線を使用。地下やビル内で電波がつながりにくいという声もあるようです。
データ容量を使い切っても1Mbpsで通信できる
LINEMOは、ミニプランであれば3GB、スマホプランであれば20GBと、毎月のデータ通信容量が決まっており、このデータ容量をオーバーしてしまうと、「速度制限」の対象になります。
ただし、LINEMOのスマホプランの場合、20GBを使い切ってしまったとしても、最大1Mbpsという速度で使えます。
データ容量を使い切った後の通信速度制限
ミニプラン 3GB 990円 | 300kbps |
スマホプラン 20GB 2,728円 | 1Mbps |
300kbpsあれば、以下のことが可能です。
- LINEのチャット
- X(旧Twitter)やインスタグラム
- 地図検索
- 動画再生(低画質)
1Mbpsあれば、以下のことが可能です。
- メール
- SNS
- 動画再生(中画質)
なども、問題なく行うことができますので、通信制限中のストレスを軽減しやすくなるのです。
ただし、アプリのダウンロードなどにはかなりの時間がかかることが予想されますので、Wi-Fi環境下で行うか、速度制限が解除されるまで待った方が良いでしょう。
なお、ミニプランでの速度制限は、300kbpsです。これは、快適とは言えない速度ですので、残容量を確認したうえで、上手に利用していきましょう。
物理SIMカードが不要な「eSIM」に対応
LINEMOは、eSIM(イーシム)にも対応しています。
ポイント
eSIMとは、従来のような物理的なSIMカードをスマホ端末に挿入する必要がなく、契約したあと設定をすることで、すぐにその場で使えるようになるデジタル的なSIM。
なお、eSIMを利用するには、eSIM対応のスマホ端末が必要になります。
eSIMがあれば、従来のようにSIMカードが自宅へ郵送されることを待つ必要が無く、申し込みをしたその日に、乗り換えを完了できます。
話し放題オプションも必要に応じて追加できる
LINEMOなら、1回5分以内の国内通話ができる「通話準定額」が550円
国内通話24時間が定額でできる「通話定額」が1,650円で追加できます。
ソフトバンクまとめて支払いに対応
LINEMOは、ソフトバンクまとめて支払いにも対応しています。
スマートフォンで購入したデジタルコンテンツやショッピングの代金を、月々の利用料金と合わせて、まとめて支払うことができます。
また、PayPay残高にチャージすることも可能。PayPayがあれば、よりいっそう買い物が便利になります。
ポイント
PayPay払いなら、クレジットカードを持っていない人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
解約金0円、最低料金期間無し、MNP転出手数料も0円
LINEMOでは、利用期間の縛りや違約金のシステムが一切ありませんので、好きなタイミングで自由に解約できます。
LINEMOなら安心の料金体制
「LINEMOは格安すぎて、ちゃんと使えるのか?」と不安という方でも安心の料金体制です。
最初の契約事務手数料は0円。
最低利用期間は無しで、もしもすぐ解約しても、契約解除料もMNP転出手数料0円です。
LINEMOの基本情報は以下のとおりです。
名称 | LINEMO(ラインモ) |
料金プラン(税込) | ・ミニプラン 3GB: 990円 ・スマホプラン 20GB:2,728円 |
契約事務契約手数料 | 0円 |
SIMカード発行手数料 | 0円 |
解約手数料 | 0円 |
最低利用期間 | 無し |
MNP転出手数料 | 0円 |
利用通信回線 | ソフトバンク回線 |
■ PayPayポイントあげちゃうキャンペーン
PayPayポイントをプレゼント
他社から乗り換え(MNP):10,000円相当
新規契約:3,000円相当
期間:2021/6/5(土) ~ 終了日未定
キャンペーンの詳細は公式サイトで確認!
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口座振替やデビットカード支払いにも対応
LINEMOは、支払い方法の豊富さも魅力。
クレジットカードはもちろん、口座振替、デビットカードでも支払え、PayPayでも支払うことができます。
ポイント
ワイモバイルでもLINEMOでもデビットカードを使えますが、楽天モバイルでは、楽天銀行デビットカードなどでしか、支払いができません。
また、UQモバイル、IIJmioにおいては、デビットカードの支払いができません。
キャンペーンも豊富にある
LINEMOのキャンペーンは以下の通りです。
■ PayPayポイント990円相当を8カ月間毎月プレゼント |
・ミニプランが6カ月間、基本月額料金が実質無料 【適用条件】 ・「ミニプラン3G月額990円(税込)」を新規契約、または他社からの乗り換えの場合 ・ソフトバンク、ワイモバイルからの乗換は対象外 ・スマホプランは対象外 【開催期間】:2022年5月20日(金)~終了日未定 |
■ 通話オプション割引キャンペーン |
・5分以内の国内通話が無料になる「通話準定額」550円(税込)が1年間無料で利用できる ・また、通話時間・回数が無制限で、国内通話がかけ放題の「通話定額」1,650円(税込)が1年間1,100円(税込)で利用できる 【適用条件】 「通話準定額」または「通話定額」へのお申し込みすることで適用 【開催期間】:2021年3月17日(水)~終了日未定 |
■ LINE MUSIC 6ヶ月間無料キャンペーン |
・音楽サブスク「LINE MUSIC (ラインミュージック)」約8,500万曲が聴き放題 【適用条件】 ・LINEMOのミニプランか、スマホプランを契約し、LINE MUSICに登録加入 ・LINE MUSICの支払い方法を「ソフトバンクまとめて支払い」にすることで適用 【開催期間】:2021年11月17日~終了日未定 |
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LINEMOのデメリット
ここまで多くのメリットについて解説してきましたが、LINEMOにもデメリットがあります。
申し込みはオンラインのみ
冒頭でも解説したように、LINEMOはあくまでもオンライン専用の新料金プランとなりますので、店舗でのサポートは行ってもらえません。
Webから自分で調べて申し込めるという方には特に問題ないでしょう。
店舗でのサポートは受けられない
LINEMOでは実店舗はなく、対面のサポートは受けられません。同じグループのソフトバンクショップやワイモバイルショップであってもLINEMOの申し込みはできません。
すべてチャット、もしくは電話でのサポートになります。
店舗での対面サポートがないと不安、という方にはおすすめできません。
ポイント
ワイモバイルやUQモバイルでは、店舗サポートが受けられます。
キャリアメールがない
LINEMOは独自のキャリアメールを用意していません。そのため、ご自身でメールアドレスを用意する必要があります。
実際には、多くの人が無料で利用できるGmailやYahoo!メールを使っており、特に不便なことはないでしょう。
データの繰り越しができない
LINEMOにはその月に余ったデータを次の月への繰り越しがありません。毎月1日にリセットされます。
ポイント
ワイモバイルやUQモバイルでは、データの繰り越しができます。
データ繰り越しはもちろん、雑誌やマンガ読み放題の無料で利用できる特典(ヤフープレミアム)のあるワイモバイルの詳細は「ワイモバイルのメリット、デメリットを解説!」をご覧ください。
データ繰り越し、節約モードがあって通信速度に定評のあるUQモバイルの詳細は、「UQモバイルのメリット、デメリットを解説!」をご覧ください。
20GB以上の大容量プランは無い
LINEMOは3GBか20GBかの2つのプランだけです。
そのため、20GB以上を利用する場合には、割高のデータ容量(1GB:550円)を購入する必要があり、おすすめできません。
ソフトバンクWi-Fiの利用はできない
ソフトバンクが店舗や公共施設などに設置しているWi-FiをLINEMOは利用することができません。
Yahoo!プレミアムの特典はない
ソフトバンクグループのLINEMOですが、ソフトバンクやワイモバイルの特典として使える「Yahoo!プレミアム」が無料で利用できません。
「Yahoo!プレミアムが無料で使えるワイモバイルのサービス」の詳細もあわせてご覧ください。
スマホ端末をLINEMOでセット購入できない
LINEMOは、SIMカード、eSIMのみの契約ができるだけで、端末をセットで購入できません。
ソフトバンクを利用している方であれば、SIMロック解除せずに乗り換えることができるのですが、ソフトバンク以外のキャリアから乗り換える場合は、
- SIMロックを解除する
- SIMフリーの端末を新たに購入する
上記どちらかの方法で対処する必要があります。
例えば、SIMフリーのiPhoneの購入は、Appleの公式サイトで購入できます。
また、一部LINEMOに対応していない端末も存在していますので、乗り換えを検討している方は「動作確認端末」ページをしっかり確認してください。
ポイント
ワイモバイルではスマホ端末がセットで購入できます。ただし、最新のiPhoneは扱っておりません。
オプションが有料
LINEMOは、留守電パックという有料オプション(月額220円)があり、以下のサービスが含まれています。
- 留守番電話
- 転送電話
留守番電話や転送電話については、そこまで使用頻度が高くないと思いますので問題ないでしょう。
ただ、キャリアメールアドレスについては利用している方も多いのではないでしょうか。
いきなり使えなくなってしまうと様々なトラブルの原因になってしまいますので、LINEMOへの乗り換えを検討している方は、早めにGmailやヤフーメールなどのフリーメールアドレスを取得しておいてください。
ポイント
普段、LINE通話が多い人には、留守番電話や転送電話が使えなくても、あまり関係がないかもしれません。
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ワイモバイルや楽天モバイルと比較
LINEMOを検討している方の中には、ワイモバイルや楽天モバイルと比較している人もいるでしょう。
下記の表にそれぞれを比較しています。
LINEMO | ワイモバイル | 楽天モバイル | |
おすすめユーザー | とにかく安い料金にしたい | 料金も使用データ容量もバランスよく! | データ無制限にも対応 |
最安プラン (データ容量) (税込) | ミニプラン (3GB) 990円 | シンプルS (3GB) 2,178円 | (0~3GB) 1,078円 |
大容量プラン (データ容量) (税込) | スマホプラン (20GB) 2,728円 | シンプルL (25GB) 4,158円 | 20GB~無制限 3,278円 |
LINEギガフリー | あり LINE通話、LINEビデオ通話がカウントフリー | なし | なし |
LINEスタンプ使い放題 | あり (スマホプラン (月2,728円)に付帯) | なし | なし |
Yahoo!プレミアムの無料利用 | なし | あり | なし |
LINEMO | ワイモバイル | 楽天モバイル | |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
24時間話し放題(※) | 1,650円 | 1,870円 | 無料 (毎回専用アプリ使用必須) |
留守番電話 | 有料オプション | 有料オプション | 無料 |
家族割 | なし | あり | なし |
店舗サポート | なし | あり | あり |
端末セット購入 | なし | あり (最新iPhoneなし) | あり (最新iPhoneあり) |
公式サイト | | | |
(※)国内通話に限ります
LINEMOが向いている方の特徴
LINEMOは、
- LINEの使用頻度が高い方
- 毎月のデータ容量が3GBから20GBの間で収まる方
- 20GB以上のデータ通信容量、データ無制限が不要な方
- オンラインでの手続きを問題なく行える方
- 家族割が不要な人
- 留守番電話、転送電話が不要な人
におすすめです。
20代や30代であれば、オンラインでの手続きや問い合わせも問題なく行えると思いますので、スマホ料金をグッと引き下げるためにも、LINEMOへの乗り換えを検討してみてください。
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LINEMOのまとめ
LINEMOは、ソフトバンクが提供しているオンライン専用の新料金プランです。
ソフトバンクの回線を使用しているため、安定した通信を維持しやすく、ストレスフリーでスマホを利用したいと考えている方にも最適と言えます。
LINEMOの契約手続きは、全てオンラインで行う形となりますが、決して難しくありませんので、興味がある方は公式サイトから申し込みをしてみてください。
もう一度、LINEMOのデメリットを確認したい場合は「LINEMOのデメリット」を見てください。